2011年4月16日土曜日

20年住めないんですか?

松本内閣官房参与の話しですが。

でもその発言の意図はどこから?


この発言を聞くと、確かに住民は戸惑うことでしょう。

しかし一方で、住民の安全を考えた発言かも知れません。


もしこのまま住宅を復旧し住み続けたとして、
放射線被害があった時、
責任は誰が負うのでしょうか?


国が安全性を確保できないと言う地域に、
住民が住むと言うのなら、
住民はどのような被害に遭っても
自己責任として対処しなくてはなりません。

本当に自己責任で住めるのか?

残念ながら、いざその時になると
責任は国が負うことになっているでしょう。


そしてもう一つ忘れてはいけないのは、
福島原発も被災者側ということです。

確かに安全だからと建設を進めたかも
知れません。

しかし、今回津波被害にあった方は、
こんな津波が来ることを
当然のことと予測していましたか?

誰もが現実に起こるとは思って
いなかったはずです。


そんな中、原発の安全確保のため
自らの健康を害する危険のある中、
働いている人達がいます。

子供が出来なくなるかもしれない。
将来がんになるかもしれない。

そんな不安を抱えながらも、
一生懸命作業をしてくれています。

このような人達に、
原発周辺に住めるとか、住めないとかで
いがみあっている姿を見せてもいいのでしょうか!?

将来どうなのかよりも、
今ある危機をどう乗り越えるかが
先だと思います。

現実をしっかりと把握し、
それから将来計画をすべきです。

20年住めないと国が言うのなら、
20年支え続けることが、
今回被災に遭わなかった私達のすべきこと
だと思います。