2011年4月17日日曜日

サンデルやってましたね。

今回の東日本大震災について日本・中国・アメリカと中継して
その国民性の違いも見られましたね。

コミュニティの範囲が、アメリカは個人であったのに対し、
日本・中国は家族ないしは国にまで意識がありました。
アメリカではハリケーンの被災地は
便乗値上や買占めが横行し、
中国では放射線の風評(放射線対策に塩が有効とされる嘘の情報)
により、塩を10年分買占めする人もいたようです。


そして危険を伴う原発での作業に対する報酬では、
日本では高額報酬は必要ないという考えで、
中国・アメリカでは妥当が多数でした。


サンデル教授は、人が究極の選択を迫られた際、
どのような選択をすることが、
人としてフェアであり、最上のことなのかを
問いかけます。


個人だけの正義か?
人としての正義か?


日本のタレントさん2人が、
原発を廃止し安全が得られるのなら、
電力不足となっても良いか?
の問いに対し
「家族と一緒にいる時間が増えて良い」
と答えました。

電力が震災前の水準に戻らなければ、
それまでのような生産性は望められず、
仕事を失う人が大勢出てしまいます。

TV放送も現在より時間や局数も減り、
当然タレントさんの仕事も減ったり、
辞めざるを得ない人もでてくるでしょう。

家電製品も、車も、究極的には食料も得られなくなるかも
知れないのに、家族と一緒ならいいのか?

ジャパネットの高田社長は世界中全てに対し、
コミュニティの目を向けられていましたね。

通信販売という、不特定多数の人をお客様としている
仕事の影響でしょうか?


確かに家族は大切ですし、
自分よりも家族を優先する気持ちは僕にもあります。

ですが、自分が今生きているのは家族だけではなく、
世界中の人々のおかげでもあると、
僕は感じています。


究極の選択を迫られた際、自分はどうするか?
個人の利益に走るか?
人としてフェアな選択をするか?

僕は後者であるように生きたい!