2011年6月4日土曜日

システムとは

サッカーにおけるシステムとは、
選手の能力を活かしつつ、
その上で連携が取り易いポジションをとることです。

「今の状況ならアイツがここにいて、
こう展開してくれる」
そんな信頼関係が素早い連携を生み出します。

守備においても、相手の逃げ場を限定し、
ボールを奪うための動きがとれるのです。


今、日本のFIFAランクは14位

僕は数字が先行していると思います。

確かにW杯での躍進や、アルゼンチンに勝利したことで、
評価はどんどん高まりましたが、
サッカーの質や個人の能力は
まだまだ世界の14位と胸を張れる程ではありません。

本田選手や長友選手が、
「システムよりも個人の能力アップを」
というのは、世界のトップレベルとの差を感じているからでしょう。

個人がレベルアップすれば、
システムという基本的な約束事が無くても、
臨機応変に対応し、ボールを支配しゴールに結びつけられます。

日本はまだまだ絶対的な強さはありません。

比較的レベルの低いチームにも、
それなりの試合となってしまいます。

その為にまずはシステムを理解し、
求められる事、やれる事をレベルアップして、
初めて世界のトップと戦う準備が整うのです。


今日は ペルーVSチェコ の試合がありますね。

日程的にチェコの分析ができ、休養も取れる日本は、
7日のチェコ戦に準備万端で挑む事ができます。


試合後には、
一体何を聞きたいのかわからない日本の報道陣に、
選手達はどや顔でコメントをして欲しいものです。