サッカーにおけるシステムとは、
選手の能力を活かしつつ、
その上で連携が取り易いポジションをとることです。
「今の状況ならアイツがここにいて、
こう展開してくれる」
そんな信頼関係が素早い連携を生み出します。
守備においても、相手の逃げ場を限定し、
ボールを奪うための動きがとれるのです。
今、日本のFIFAランクは14位
僕は数字が先行していると思います。
確かにW杯での躍進や、アルゼンチンに勝利したことで、
評価はどんどん高まりましたが、
サッカーの質や個人の能力は
まだまだ世界の14位と胸を張れる程ではありません。
本田選手や長友選手が、
「システムよりも個人の能力アップを」
というのは、世界のトップレベルとの差を感じているからでしょう。
個人がレベルアップすれば、
システムという基本的な約束事が無くても、
臨機応変に対応し、ボールを支配しゴールに結びつけられます。
日本はまだまだ絶対的な強さはありません。
比較的レベルの低いチームにも、
それなりの試合となってしまいます。
その為にまずはシステムを理解し、
求められる事、やれる事をレベルアップして、
初めて世界のトップと戦う準備が整うのです。
今日は ペルーVSチェコ の試合がありますね。
日程的にチェコの分析ができ、休養も取れる日本は、
7日のチェコ戦に準備万端で挑む事ができます。
試合後には、
一体何を聞きたいのかわからない日本の報道陣に、
選手達はどや顔でコメントをして欲しいものです。