2011年6月5日日曜日

ポータルホスピタル提案

先程twitterに、病院について自分の考えつくままに書き込みました。

僕の地元は医療過疎地ではありませんが、
患者にとってありがたい状況とまでは言えません。


先日おばあちゃんが転んで、個人の整形外科病院に行きましたが、
レントゲンの結果、骨に異常はなく炎症だけではないかと言われ、
湿布と痛み止めの薬をもらって帰宅しました。

しかし痛みが治まらず、数日後痛みのあった周辺に帯状疱疹が現れ、
皮膚科の病院に行って薬をもらってきました。

整形外科の病院では、帯状疱疹の可能性について何の説明もありません。

さらに、帯状疱疹の皮膚の症状が和らいでも痛みが残ってるということで、
整形外科の病院に紹介状を書いてもらい、
総合病院でCTをとったところ、
骨盤に亀裂骨折が見つかりました。

結局最初に行った個人の整形外科病院は、
何の役にも立たなかったことになります。

しかし、この病院が無くてもいいかと言うと
そうではありません。


個人の病院では、何億円もする医療機材を何台も揃えることは厳しいです。
しかし、治療方針さえ決まれば個人の病院でも何ら問題ありません。


そこで、ポータルホスピタルの提案なんです。

広域な範囲で、一つの総合病院を設け、近郊市町村や各病院が出資するのです。
その総合病院では、最先端の医療機材を揃え、病因を特定します。

治療については、患者の生活圏や希望により、適合する病院にデータを渡し、
治療すればいいのです。


僕の地元のように、総合病院にかかるためには他の病院の紹介状が必要となる状況では、
最悪命に関わるケースも考えられます。

札幌にはいくつもの総合病院があり、近くにあるそれらを利用すれば
困る事はそうそうありません。

ですが、地方都市には総合病院は少なく、
片道2時間かけて通院する人も大勢います。


ポータルホスピタルがあれば、初診だけ大変でしょうが、
治療は近くの病院で行う事ができるのです。


今、セカンドオピニオンにより、行きつけの先生だけでなく、
複数の先生の判断を仰ぐ機会が増えてきました。

結局、患者としては第一人者の判断を聞きたいわけです。
そして、地元の小さな病院だけの判断という不安感もあるのでしょう。

患者がセカンドオピニオンを受けなくても、
ネットワークが広がり、
ポータルホスピタルから
複数の先生の判断をいただけるシステムは
作れないのでしょうか?


例えば、
コンビニ受診のため、医師にかかる負担が多くなり、
お辞めになられる先生が増えていますよね。

このように、病院をお辞めになられた先生に、
ポータルホスピタルのネットワーク診断を
請け負ってもらえないでしょうか?

データさえあれば、自宅でも診断できますよね!?


管首相の退陣についてばかり話しをする政治家さん。
政局より、国難について考えて欲しいです。