2012年6月10日日曜日

スッキリしないシリーズぅ ゞ(≧ε≦o)

はいっ!

最近多いスッキリしない事 (* ´>艸<)∵


いつもはワクテカ (゚∀゚) しながら見ている
サンデル教授の番組。

締めがしっくりきませんでした。。。


今回のお題はオリンピックに関わることでしたね。


・選手は祖国を捨て他国代表として出場して良いのか?

・ドーピングはなぜいけないのか?



日本では猫ひろし氏がカンボジア代表として名乗りを上げましたが、
国際陸連が資格を認めず出場できなくなりました。


ここで一つ目のお題

祖国を捨ててまでオリンピックに出場しても良いのか?


猫ひろし氏がもし出場していた場合、
応援するという方は多いと思います。

ですが仮に金メダルを取ったとしても、
カンボジアのメダルになりますね。


そして逆を考えてみましょうか。

例えば中国の卓球選手が何人も日本国籍を取得し、
福原選手や石川選手が出場できなくなっても、
我々は中国から日本国籍を取得した選手を応援するでしょうか?


また目線を変えます。

自分がもし選手の立場だった場合、
他国の最高の練習環境やコーチ陣の元へ行く事で、
今よりもっと能力を引き上げることができる。

それでも他国へ帰化することは、
それまで何億円もかけて支援してきた祖国への裏切り行為でしょうか?



そして二つ目のお題

ドーピングはなぜいけないのか?


選手は周りの期待が大きければ大きい程、
プレッシャーを感じます。

好成績を残さなければならないと思えばこそ、
薬を使ってしまうかもしれません。

コーチングスタッフも、選手が伸び悩んでいれば、
サプリメントと一緒に飲ませてしまうかもしれません。


アメリカでこんなアンケートを取ったそうですね。

この薬を飲めば、確実に金メダルを取れますが、
5年後に確実に死に至ります。
それでも飲みますか?

結果は52%の選手が Yes と答えたそうです。

それだけ選手の受けるプレッシャーは大きいことがわかりますね。


では、絶対副作用のでない安全なドーピング剤が開発されたらどうでしょう?

それでもドーピングはいけないことでしょうか?

また、遺伝子操作が可能となり、
優れた能力をもった人間が誕生して
オリンピックにでるのはいけないことでしょうか?

例えば公平であるかどうかの比較で、

高地の国に生まれた事で、
酸素運搬能力が高まった選手と
それに対抗するため、
高地と同じ環境になるテントを使用することや、
酸素運搬能力を高める薬を使う事

これをどう判断するか?



サンデル教授はこれらのことに、
選手の倫理観の問題と言われました。

見る側の問題ではなく、
出場する選手の倫理観こそが、
オリンピックを尊いものにするのだと。


これを聞いて僕はう〜ん(´ε`;)…
って思っちゃったんですよね。

我々には計り得ない程のプレッシャーを受けている選手達が、
安全なドーピング剤が開発されても使用しないと言うのかなと?


やはり僕はオリンピック委員会がルールを決めて、
その中で開催されればいいと思います。

ドーピングの善し悪しも、
国籍変更もルール上問題なければいいんじゃないかな。

ルールは100%平等ではないかもしれけれど、
国による人口やGDP、環境が違うわけですから、
どこかで線引きが必要ですよね。


見る側も、自国の選手だけじゃなく、
様々なスポーツで頑張っている選手達を
掛け値無しに応援することが大切じゃないかと。


それを全て選手の責任・倫理観に任せるのは、
選手に取って負担が大きすぎると思います。



でも僕が一番嫌だなと思うのは、
ギアメーカーの為のオリンピックになって欲しくないことですね。

金メダルを取った選手を起用して、
このシューズを使ってました!
このラケットを使ってました!

オリンピック公式球はこれです!

な〜んてCMが入るたびに、
興ざめしてしまいます。